『ぴかぴか はみがき』うたっておどって、はみがきが楽しくなる【絵本レビュー】

絵本レビュー

絵本について

タイトルぴかぴか はみがき
著者うえだしげこ
ページ数32
対象年齢2〜3歳
言語日本語
出版社大日本図書
発売日2023年4月7日
基本情報
ぴかぴか はみがき|大日本図書の本
大日本図書が発行する書籍をご紹介します。

評価

読んでいた期間:1歳11ヶ月ごろ〜約1ヶ月(図書館よりレンタル)

項目評価
絵のリアルさ★★★★☆
ストーリーの現実味★★☆☆☆
言語表現の適切さ★★★★☆
リズムと構成の良さ★★★☆☆
子どもとの対話性★★★★☆
ポジティブな表現★★☆☆☆
総評★★★☆☆
評価軸

あらすじ

もぐもぐ食べたその後は、はみがきだって言うけれど…、はみがきなんて楽しくなーい!でも・・・!?うたっておどって、はみがきでお口さっぱりするムーチョ!!!とってもたいせつな歯みがき習慣を絵本で楽しくおぼえよう。

大日本図書

感想

読みはじめは、どのように読むのが良いのだろう?となりましたが、慣れてくるとリズミカルに楽しく読めます。娘がご機嫌なときに、たまに一人で「うえでしゃかしゃか…」と歌っている光景は微笑ましい。

また、この絵本は「うたっておどるはみがき絵本」という点以外にも、絵の構図がとても特徴的です。あるページでは、お母さんと子どもの配置に遠近感が生まれています。踊りがビシッときまったシーンでは、下から見上げるような角度になっています。絵本は平面的なものが多いですが、この絵本には迫力と立体感があります。アニメっぽい感じですかね。

個人的に残念だったのはストーリー展開です。「はみがきなんて楽しくない」というネガティブなスタートから、「はみがきは楽しい」というポジティブなものへの転換を図る内容です。しかし、個人的にはネガティブな状態から始まることがあまり好みではなく、この点はマイナスに感じています。

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